Color of the wind ~今日の風の色~
茜side

先「わかったな藤咲
  これからは気を付けるように」
茜「はい、すみません」
先「あと、悪いが教室にノートを運んどいてくれ」
茜「はい」
ガラガラ
はー話長かったな
でも、入学初日に遅刻ギリギリはまずかったよね…
昨日緊張して眠れなかったからな
「ふぁー」
眠いな
にしてもクラス全員分のノートはさすがに重いな
ふぅ 教室まであともう少し
茜「あっ!」
?「危ない‼」
グキッ
あれ?階段から落ちたはずなのに痛くない?
そして今の音…
?「いてて」
誰かが私の下敷きになってる!あわわわ
茜「すみません大丈夫ですか?」
?「大丈夫だよ、君こそ怪我はない?」
びっくりした‼返事をしてきたのは背が高くて超美形(カッコいい系)で優しそうな超モテそうな男子
茜「…はい、私は大丈夫です
  ぼーっとしててすみません」
?「そっか、それなら良かったよ
  じゃあっ…痛っ」
茜「えっ!怪我しましたか?」
?「ごめん、足を捻ったみたいだ」
どどど、どーしよ
ノートをそのままにするわけにもいかないし………あっ!ちょうどそこにひめがいた。
茜「ひめー、悪いんだけどこのノート教室までお願いでき
  る?」
香「いいよ、そうだ!
  茜、今日は用事ができたから先に帰るね(あと詳しく
  は明日ね)」
茜「うん」
?「えっとじゃあ、行けるかな?」
茜「あっはい、
  本当にありがとうございました」
?「いやいや、気付いたら助けなきゃって体が勝手に動い
  てただけだよ」
茜「それとあの1年ではないと思うのですが…何年生です
  か?それとお名前は?」
?「ああ、そういえば言ってなかったっけ?
  俺は3年の如月蒼斗
  一応この学校の生徒会長だよ」
なるほど生徒会長か
蒼「君は?」
茜「わっ私は1年の藤咲茜です」
蒼「話しているうちに着いたね」
茜「失礼します」
先「はい、どうしたの如月君?」
茜「実は私のせいで足を捻ってしまって」
先「そっか、えっと新入生の…」
茜「藤咲です」
先「藤咲さんありがとうね」
茜「いえ、私の不注意なので」
先「このあとはもう大丈夫だから、藤咲さんはもう戻って
  大丈夫よ」
茜「はい、如月先輩ありがとうございました」
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