恋煩い





―キーンコーンカーンコーン―


お昼休み


「愛莉ぃー!お昼食べよー」


『うん、分かったー!』



パカッ


おおー、今日も美味しそう!

お母さんありがとぉー!!


パクリ


「愛莉さー、祐と付き合ってんの?」


ブフゥーッ


「うわっ!汚い」


『げほっ、ごほっ

つっ、付き合ってないよ!!』


「朝のアレ、

傍から見たら付き合ってる様にしか見えないよー?」


『そんなつもりじゃっ!』



「でも、好きなんでしょ?」


『そうだけど…』



そうなんだけど…

そう見えるのは嬉しいけど、

祐は絶対そう思って無いと思うしぃー



てゆーか!


『あれは、祐が寝てたのがいけないの!

あと、あんな笑顔見せるからっ』


「なに?惚気?早く、くっ付けよ」


『それが出来たら苦労はしないよ!』


私だって早く祐と両想いになりたいし

でも、フられるかもって思うと怖いんだもん

誰だってそうでしょ?



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