伝説の華
怜side
あんなにあさが怒ってるのは初めて見た
俺らが、いや俺が間違った判断をしたせいで空夢を傷つけたんだな
なぜ空夢を裏切り者と決めつけてしまったんだろう
よく考えてみれば、友達想いで優しい空夢がそんなことできるはずがないって分かるのに
最低だな
本人の言葉を信じないで写真を持ってきたあいつの言葉を信じるなんて
遼「あの時何があったんだ?」
〜〜〜
事の発端は愛紗が屋上を出ていった後に起こった
バンッ
怜「誰だお前?」
「そんな怖い顔しないでくださいよ〜」
愛紗と入れ違いに知らない男が屋上に入ってきた
ここは金龍の溜まり場だから一般のヤツらは立ち入らない
だけど、入ってきたやつはそんなこと気にしてない感じで入ってきた
しかも俺が少し殺気出してるのに怖気つかないし
こいつは一般人じゃない、俺らと同じだ
怜「用件はなんだ?」
「この写真見て下さい?」
そう言ってその男が見せてきた写真は靴箱の前で悪口が書かれた紙を持っている夢斗だった
怜「夢斗いじめられてるのか!?」
「ちゃんと見てくださいよ〜」
この男の間延びした話し方癇に障るな
奏「これあさの靴箱じゃないか!?」
「さすがですね〜」
怜「どういうことだ?」
「橘さんの靴箱の前、悪口が書かれた紙
これで何か分かりますよね?」
ハァ?
全然分かんねぇし
奏「夢斗があさをいじめてるのか?」
海「夢斗がそんなことする訳ないじゃん!」
朔「僕たちが見てきた夢斗はそんなことしないだろ?」
「そうですか〜
この写真を見ても同じこと言えますか〜?」
何だこれ?
さっきの女とあむが一緒に歩いてる写真がなんだよ?
海「これが何?」
「この人橘さんいじめてた人ですよ〜」
怜「証拠は?」
『金龍の姫やめる気になった〜?
あと、夢斗様にも近づかないでくれる〜?』
愛『私は絶対にやめない!!』
『ふ〜ん、それなら体で教えてあげるよ!』
バキッ、ボキッ
『これに懲りたら姫やめなさいよ!』
「これが証拠ですよ〜
あ、もう1つこれもどうぞ〜」
空『今日の朝あさの靴箱に紙入れてたよな?』
『はい』
空『俺も手伝うよ?』
『ありがとう!』
「どうですか〜?」
奏「許せねぇ」
朔「いくら夢斗でも許せないな」
海「これ本当に夢斗なのかな?」
奏「夢斗の声だっただろ!」
海「……」
怜「裏切ったんだな」
「これ以上被害が酷くならないうちに手を打ったほうがいいんじゃないんですか〜?
僕はこれで〜」
こいつの言う証拠で信じてた心が一瞬にして疑いに変わった
あんなにあさが怒ってるのは初めて見た
俺らが、いや俺が間違った判断をしたせいで空夢を傷つけたんだな
なぜ空夢を裏切り者と決めつけてしまったんだろう
よく考えてみれば、友達想いで優しい空夢がそんなことできるはずがないって分かるのに
最低だな
本人の言葉を信じないで写真を持ってきたあいつの言葉を信じるなんて
遼「あの時何があったんだ?」
〜〜〜
事の発端は愛紗が屋上を出ていった後に起こった
バンッ
怜「誰だお前?」
「そんな怖い顔しないでくださいよ〜」
愛紗と入れ違いに知らない男が屋上に入ってきた
ここは金龍の溜まり場だから一般のヤツらは立ち入らない
だけど、入ってきたやつはそんなこと気にしてない感じで入ってきた
しかも俺が少し殺気出してるのに怖気つかないし
こいつは一般人じゃない、俺らと同じだ
怜「用件はなんだ?」
「この写真見て下さい?」
そう言ってその男が見せてきた写真は靴箱の前で悪口が書かれた紙を持っている夢斗だった
怜「夢斗いじめられてるのか!?」
「ちゃんと見てくださいよ〜」
この男の間延びした話し方癇に障るな
奏「これあさの靴箱じゃないか!?」
「さすがですね〜」
怜「どういうことだ?」
「橘さんの靴箱の前、悪口が書かれた紙
これで何か分かりますよね?」
ハァ?
全然分かんねぇし
奏「夢斗があさをいじめてるのか?」
海「夢斗がそんなことする訳ないじゃん!」
朔「僕たちが見てきた夢斗はそんなことしないだろ?」
「そうですか〜
この写真を見ても同じこと言えますか〜?」
何だこれ?
さっきの女とあむが一緒に歩いてる写真がなんだよ?
海「これが何?」
「この人橘さんいじめてた人ですよ〜」
怜「証拠は?」
『金龍の姫やめる気になった〜?
あと、夢斗様にも近づかないでくれる〜?』
愛『私は絶対にやめない!!』
『ふ〜ん、それなら体で教えてあげるよ!』
バキッ、ボキッ
『これに懲りたら姫やめなさいよ!』
「これが証拠ですよ〜
あ、もう1つこれもどうぞ〜」
空『今日の朝あさの靴箱に紙入れてたよな?』
『はい』
空『俺も手伝うよ?』
『ありがとう!』
「どうですか〜?」
奏「許せねぇ」
朔「いくら夢斗でも許せないな」
海「これ本当に夢斗なのかな?」
奏「夢斗の声だっただろ!」
海「……」
怜「裏切ったんだな」
「これ以上被害が酷くならないうちに手を打ったほうがいいんじゃないんですか〜?
僕はこれで〜」
こいつの言う証拠で信じてた心が一瞬にして疑いに変わった