伝説の華
空夢side

こうちゃん入ってきてらいと話してるから家に帰ろ

もちろん気配は消してでるけどね

空「らいありがとう(ボソッ」

家に帰ろうと思ったけど、1人でいるのは寂しいから光雷の倉庫に行こ〜

プルルル、プルルルルル

空「もしもし?」

陽「どうしたんだ?」

空「暇だから倉庫行っていい?」

陽「分かった。今どこだ?」

空「学校」

陽「正門の前に迎えにいくから待ってて」

空「はーい」

やった!

迎えにきてくれるならよかった

自分で行くとしたら一旦家に帰らないといけないもんね

あ!陽翔来たらコンビニ連れて行ってもらお〜

チョコケーキとりんごジュース久しぶりに飲みたいし!

ケータイの電源も切っとこ

陽「あむ待たせてごめんな」

空「そんな待ってないよ」

陽「それならよかった。
はい、ヘルメット」

空「ありがとう」

陽「途中でコンビニよってチョコケーキとりんごジュース買うか?」

空「なんで分かったの!?」

陽「前、倉庫にいた時によく食べてただろ?」

空「うん!買いに行こ」

陽「あぁ」

確かに陽翔が言う通り光雷の倉庫に通ってた時は冷蔵庫に常に入ってたな〜

いつも夏希が買い置きしてくれてたんだよね

ないとあたしが不機嫌になるから

懐かしいな

陽「そこのコンビニでいいか?」

空「うん、ありがとう。買ってくるね」

陽「そこで待ってて、買ってくるから」

空「うん」


陽「はい」

空「ありがとう」


陽「飛ばすからちゃんと捕まっとけよ?」

空「うん」

風気持ちいいな〜

そういえば、さっきから陽翔と何も話してないな

多分だけど、陽翔はあたしに何かあったことは分かってると思う

まぁ、陽翔だからこの沈黙も嫌な感じがしないんだけどね


陽「着いた」

空「ありがとう!」

陽「あぁ」

何も変わらないな〜

あの頃のまま
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