伝説の華
空夢side

空「らい、こうちゃん光雷のことは知ってるよね?」

萊「あぁ」

紘「総長の光鬼はあむと並ぶくらい強いんだろ?」

空「ううん、違うよ」

光鬼はあたしより強い

ただ愛狼が光雷より強いから金狼の方が光鬼より強いと思われてるだけ

本当は光鬼の方があたしよりも心も強く、実力もある

空「光鬼の方があたしよりも強いよ」

萊「何でだ?」

空「少し長くなるけど、あたしの過去話すね」

『あぁ』





紘「泣いてもいいからな」

空「ありがとう。
でも泣かないよ」

紘「そっか。
強くなったんだな」

こうちゃんの言うとおり強くなれたのかな?

萊「佐々木っていう名前佐々木組以外でなんか聞いたことあるんだよなー。
思い出せないけど」

空「本当に!?」

萊「あぁ、確かだけどな」

本当かどうかは分からないけど、調べるだけ調べてみないと

空「ありがとう!」

紘「あんまり無理するなよ」

空「分かってまーす!
じゃあね、らい、こうちゃん」

『またな』


こうちゃん

ごめんね

さっきの約束守れないと思う

あたしは自分の命に代えてでもお父さんとお母さん、そして夏希を殺したアイツを突き止めてやる


前に調べた時は刑務所に入ってるっていう情報が出てきたけど、今回調べてまた同じ情報が出てくるわけじゃない

刑務所を脱獄してたらっていうとこともありえる。

もし、そうなった場合はあたしがあいつを捕まえてやる


よく、復讐は良くないって言うけれど、あたしは佐々木を許せない

あたしの大事な人を次々と殺していく

そんなあいつを許せるわけがない

いや、許したらダメなんだ
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