伝説の華
4

決着

怜side

あの告白から、あむは俺を避けている

それだけではなく最近は学校に来ていない

気になってりょうに聞いてみたけれど、りょうもどこにいるのか分からないらしい

だから、俺はある人にあむのことを聞くことにした

ある人っていうのは、もうすぐでわかると思うけど

コンコンコン

「入れ」

怜「失礼します」

萊「何の用だ?」

そう

ある人っていうのは萊夜さん

あむの叔父だから、どこにいるか分かると思って聞きにきた

怜「あむは今どこにいるんですか?」

萊「俺も知らねぇ。
今調べているところだ」

は?

萊夜さんでも知らねぇのか?

だったら、ほかに誰があむの居場所を知ってるんだよ

怜「誰かあむの居場所知ってそうな人いないんですか?」

萊「…あ、あいつらなら知ってるかもな」

怜「あいつらって誰ですか?」

萊「光雷だ」

光雷?

もしかして、夏希っていうやつの族か?

知ってるかどうか分からねぇけど、聞きに行くしかないな

怜「ありがとうございましたっ」

萊「おいっ」

俺は今すぐにでもあむの居場所を知りたかったため、萊夜さんが俺を呼び止めていたなんて気付かなかった
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