伝説の華
空夢side

れんに告白された次の日から学校に行くのはやめた

あいつと決着を着けるために準備をしないとな

もちろんこのことは、愛狼のみんなとらいたちにも話してないよ

だって、話したら一緒に手伝うって言うはずだからね

手伝ってくれるのは嬉しいことだけど、あいつらまで傷つけられたくないの

傷つくのはあたしだけでいいの

だけど、光雷のみんなにはバレちゃったんだよね

夏希の病室で言っていた独り言を聞かれちゃったんだよね

油断してた

光雷のみんなはこのことを反対していたよ

それでもあたしが諦めなかったから、条件付きで認めてくれた

その条件とは、死なないで帰ってくること

その時は分かったって言ったけど、守れないと思う

あいつはあたしよりも弱いかもしれないけど、あいつには仲間がたくさんいる

しかも組のヤツらもいるから素手ではこないと思う

そうしたら、いくらあたしが強くても無傷でっていうは難しくなる

このことは、光雷のみんなにも言ってないけどね


陽「あむ?」

空「どうしたの?」

陽「あむは戻ってくるよな?」

ハァー

陽翔にはバレてるかもね

それでもあたしは嘘をつかないといけない

みんなを守るために

空「当たり前でしょ!
あ、夏希に会いに行くから帰るの遅くなる」

陽「分かった。いってらっしゃい」

空「うん!」
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