伝説の華

時は流れて、今日はあいつとの決着の日

今いる場所は夏希との思い出が詰まった海の近くにある廃倉庫

誰にも言ってなかったんだけど、文化祭の1日目の夜中にあいつから"5日後21時に✕✕倉庫に1人で来い"っていう連絡が送られてきてたんだよね

あいつは分かっててこの倉庫に選んだのか？

まぁ、いっか

今はそんなこと関係ない

あたしはあいつを倒すまでだ

例え、たくさんの人が来たとしてもあたしは負けない

守るものがあるから


｢逃げずに来たんだね｣

空｢佐々木っ｣

｢おー、怖い怖い。
そんな怖い顔しないでくれよ｣

空｢ふざけるのもいい加減にしろ！
お前のことだけは許さない｣

｢随分威勢がいいこと。
だけど、いつまでその強気な態度でいられるのかな？｣

冷静にならなきゃって思うのにあいつ見ると冷静になれなくなる

それでもあたしは闘うんだ

パチンッ

｢せいぜい頑張るんだよ｣

あいつが指を鳴らした瞬間どこに隠れていたんだと思うほどの人が出てきた

詳しくは分かんないけど、1000人以上はいるな

空｢今夜はどんな獲物がいるかな。
僕を楽しませてくれよ？｣