伝説の華
〜2年後〜

空「寒さの厳しかった冬も終わり、桜の花が咲き始める季節となりました。
この良き日に私たちはこの学校を卒業します





それぞれの道に向かって頑張りましょう。
卒業生代表、城坂 夢斗」

時日は流れ、今日は卒業式

3年間、主席だったあたしは卒業生代表の答辞を任されちゃったんだよね

めんどくさかったけど、なんとかやり遂げれた

「卒業生が退場します。
拍手でお願いします」

パチパチパチ

なんか、いざこの学校とさよならとなると寂しいよね

「夢斗様!
卒業おめでとうございます!」

「夢斗様!
卒業しても頑張ってください!」

ツー

空「ありがとう(ニコッ」

あーあ

泣かないって決めてたのに涙が勝手に出てきちゃったよ

その後も他の子たちに"頑張ってください"などを言われて本気で泣きそうになった

良い後輩持ったな〜


愛「あむ!何ぼーっとしてるの?
写真撮ろ!」

空「あぁ」

長い時間、ぼーっとしていたらしく最後のSHRは終わっていたらしい

本当にぼーっとしすぎだよね

あさと写真を撮り終わったあとは、同じクラスの女子はもちろん、他のクラスの女子とも写真を撮って少し疲れた

もちろん、男子とも撮ったからね!

怜「あむ」

空「ん?どうしたのー?」

怜「1回しか言わねぇからちゃんと聞いとけよ」

空「う、うん」

怜「俺はたくさんあむのこと傷つけてしまった。
その分、これからは俺があむを幸せにするから俺と結婚して下さい!」

空「え?」

あまりにも嬉しすぎて言葉が出てこないよ

怜「返事は?」

空「は、はい!」

ツー

怜「泣くなよ。
これからは俺があむを笑顔にしてやるから」

空「うん!」
< 167 / 170 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop