伝説の華
その後も質問に答えていたら昼休みのチャイムが鳴った。

空「今から家行く?」

蒼「うん!」

空「教室に鞄取りに行かなきゃ」

ガラガラ

詩「今までどこいたのー?」

空「屋上だよ。
それより午後早退するね」

玲「やだ!」

詩「僕もやだ!」

悠「れい?しおん?」

玲「わ、わかった。」

詩「い、い、行ってらっしゃい!」

空「ゆうありがと。」

悠「いえ。行ってらっしゃい。」

遼「いってらー」

ゆうのお陰でれいとしおんが騒がなくなってよかった。

蒼「準備できたー?」

空「あぁ」

蒼「どれくらいで着く?」

空「ここから10分くらいだな。」

学校から駅に向かって歩くと高層マンションがあってそこの最上階なんだよ。

ガチャ

蒼「広ーい!!」

空「適当に座っといて。何飲む?」

蒼「カフェオレある?」

空「あるよ。準備してくる。」

よし。カフェオレはできたからウィッグかえるか。

んーと、色は明るい茶色でいっか。

空「はい。カフェオレ。」

蒼「ゆめと!?可愛い〜!」

空「お世辞ありがと。」

蒼「お世辞じゃないよ!本当の名前ってなんていうの?」

名前言っちゃっていいのかな。

うみ話してないよね?

空「あむ。空に夢ってかいて、あむって読む。」

蒼「綺麗な名前だね!」

綺麗か…

空「ありがと。」

あたしには勿体ないすぎる言葉だな。

蒼「僕の過去聞いてもらってもいい?」

空「いいよ」

蒼「あれはね、
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