伝説の華
朔side

あおを過去から救って光を照らしたあなたは僕のことも救えますか?

朔「僕の話聞いてくれますか?」

空「あぁ。」

僕の家は世界No.9の菅田財閥で小さい頃から英才教育を受けてきた。

厳しくて大変だったけど親の期待に応えたくて頑張った。

けど、親は僕になんか興味はなかった。

興味があるのは菅田財閥の御曹司、菅田朔だけだった。

その頃の僕は何を期待していたのかそれでも完璧でいた。

そしてある日僕は壊れた。

それは僕が中1の時のテストでミスをしてしまい普段500点をとっていたのに499点をとってしまった。

家に帰り結果を知った親が言った言葉は僕を、僕の心を壊すのに十分だった。

『なんのためにお前を育てるんだと思ってるんだ!菅田財閥の跡取りにも向いてないお前なんかいらない!出ていけ。」

その時の父さんの顔は本気だった。

僕はイラナインダ

家を出ていった日あまりにもムシャクシャしていたため、繁華街に行って絡んでくる人を殴りまくった。

怜「お前はこんなことをして楽しいか?」

ビクッ

人の気配には敏感なのにこいつの気配には全然気づかなかった。

初めて人を怖いと思った。

朔「なわけねぇだろ。」

怜「そっか。お前のこと気に入った。
俺らの所にこい。楽しいと思わせてやるよ」

他の人に同じ言葉を言われてたら間違いなく断っていただろう。

しかし、この男の顔には自信しかなくてこいつが言うなら行ってみたいと思った。

朔「俺も連れて行ってくれ!」

怜「当然だ。お前名前は?
俺は神代 怜だ。」

朔「菅田 朔」

怜「さくか。いい名前だな。」

これが僕とれんの出会いだった。

朔sideend
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