伝説の華
俺には生まれた日が同じの幼馴染がいた。

家が隣なのもあったけど、少しドジだったため一緒に学校に行っていた。

名前は橘 愛紗〜Asa Tachibana〜といってとても優しくて可愛くみんなから好かれていた。

だから、俺はいつも笑ってるあさのことを何も知らなかった。

まさか陰でいじめられていたなんて。

あさがいじめられるようになったのは中学生になってからだった。

自分で言うのもなんだが俺はイケメンだったため周りから人気があったらしい。

そのため一緒にいたあさを妬みいじめるようになった。

後でいじめてた奴らから聞いた話だが周りには気付かれないように見えないところ、つまり服で隠れる部分だけを殴っていたらしい。

当時の俺はそんなことは分からなかったためだんだん元気がなくなっているあさのことが心配だった。

本人には言ってなかったけどあさのことが好きだった。

ある日あさは少しオシャレをして学校に来た。

前までの笑顔に戻って。

この時に気付いていたら今でも俺の隣であさは笑っていたかもしれなかった。

彼女は珍しく甘えてきていつもは一緒に食べない昼を一緒に食べた。

昼に話した何気ない会話があさと交わした最後の言葉だった。

帰りは用事があるから一緒に帰れないと言われたから1人で帰ろうとしてたら担任に呼び出されて遅くまで残るハメになった。
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