伝説の華
空「要件はなんですか?」

怜「城坂 夢斗いや、坂城 空夢だろ?」

空「坂城 空夢さんとは誰のことですか?」

ここでバレる訳にはいかないんだよね。

怜「チッ、俺たちの仲間になれ」

空「むり」

怜「あ?なんでだ?」

そりゃもちろん、愛狼の総長だし、坂城財閥・組の社長・組長だしな。

このことは口が裂けても言えないけどね。

空「忙しいから」

朔「分かった。
あおが話したいことあるらしいんだけどいいか?」

空「なに?」

蒼「倉庫きて??」

目の前にしおんみたいな子犬がいるんだけど。

空「わかった」

可愛すぎるから思わず二つ返事で返しちゃったじゃないか!

まぁ、姫になるわけじゃないからいいよね?

とりあえずりょうたちに話にいかなきゃ。

空「教室戻るから」

蒼「放課後教室にいてね!
迎えにいくから!」

空「あぁ」

今の時間帯は1時間目の授業中か。

許してくれればいいけど。

ガラッ

「あなた!
授業に遅れていいと思ってるんですか!?」

空「先生ごめんね?
残りの時間ちゃんと聞くから許して?」

「わ、わかりました。
今回だけですよ!今度だけ!」

よし!

説教なくなってよかった〜。

玲「話ってなんだったの?」

空「仲間になれって言われた」

遼「は?」

悠「断ったのか?」

詩「断ったよね!?」

空「もちろん断ったよ」

『よかったー』

何をそんなに必死になってるんだろう?

空「だけど、倉庫行くことになっちゃった」

『は?(え?)』

玲「いつ行くの??」

空「今日の放課後」

遼「ハァー、分かった。
終わったら電話しろ、迎えにいくから」

空「分かった」

なんで迎えに来てくれるかは分かんないけど帰りバイクだからいっか。
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