伝説の華
空夢side

萊「午後の部も頑張れよ〜」

適当だな〜。

次は障害物競走か。

らいなら面白そうなの考えそうだな。

「ちょっとあれやばくない?」

「どうやって上ればいいんだろう?」

「あんなの運動神経かなり良くないと無理だぞ」

「理事長もうちょっとこっちのこと考えてほしいな」

ん?あれ?

なんか文句ばっかり聞こえるんだけど…

もうしかしてらい変なの考えたの?

詩「ゆめと来て!」

空「え?何?」

詩「これ見て!」

しおんに連れてこられた場所は障害物競走のコースだった。

障害物競走のコースだよね?

普通平均台って1個じゃないの!?

なんで2個にしてるんだろう?

距離長くなるじゃん!

幅もかなり狭いし。

これじゃ他の人たちが文句言うのもわかるね。

あたしは簡単だけどね。

平均台を渡ったら約2mくらいの壁がありロープが何本かぶら下がっている。

壁の次はバットが置いてあるからたぶんグルグルバットやるんだと思う。

最後はそのまま100m走るんだろうな。

萊「言い忘れてたけどBクラスとCクラスは平均台の時に赤テープが貼ってるところまでは補助ありでもいいからなー」

つまり上のクラスのSクラスとAクラスは1人でやれってことね。

Aクラスの人大変だろうな〜。

とりあえず頑張ろ!

「1番最初に走る人は並んでくださーい」

並ばないと。


パンッ

平均台は少し遅くいこ。

「うわぁ!」

「ぎゃあ!」

悲鳴聞こえるし、なんか物投げられてるよね。

ヒュン

空「なんだおもちゃか」


よし!平均台終わった。

壁は助走をつけて

ピョーン

着地成功。

「グルグルバットに1番最初に着いたのは女子から壮絶な人気を誇る城坂 夢斗〜!
10回まわってからゴールを目指してください!!」


グルグルバットは全然目が回らないんだよね。

…10

あとは100mだけか。


「1位は1-Sの城坂 夢斗さんです!」

『ゆめと様〜!かっこよかったです!!』

空「ありがとう」


障害物競走は順位が入れ替わらないまま終わった。
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