伝説の華
遼「おはよう」

悠「おはよう」

玲「おはよう」

空「おはよう!」

みんな顔色悪いな

どれだけ酷い起こし方したんだろう

詩「みんなのこと起こしてきたよ!」

空「ありがとう!
しおんってみんなのことをどうやって起こしたの?」

詩「どうやってって、ドアが壊れないくらいの強さで殺気を出しながら蹴っただけだよ?」

それだったら顔色が悪くなるのも分かるな

詩「早く食べよ!」

『あぁ(うん!)』

空「いただきまーす」

愛「いただきます!」

詩「いただきまーす!!」

玲「いただきます!」

遼・悠「いただきます」

愛「美味しい〜!」

詩「ふわっふわ!」

玲「美味しい!」

遼「甘すぎないから食べやすいな」

悠「美味しいな」

美味しいって言ってもらえてよかった〜!

また今度作ろ!

『ごちそうさまでした』

愛「洗い物私がやるから!」

空「ありがとう!
これから出かけてくるね!」

愛「分かった!行ってらっしゃい!」

服は白の無地のTシャツとデニムのショーパンに赤チェックのシャツを腰巻きでいっか。

あと、今日は暑いから青のキャップもかぶろ

ケータイ持った、財布持った、忘れ物はないな

バイク乗るから靴はスニーカー履いていこ

バイクはもちろん愛狼で使ってるのじゃなくてプライベート用のだよ

バレたら困るし

よし、行くか

ブーンブーン

いつ乗っても風は気持ちいいな



着いた

ここは夏休み中でも誰もいないんだな

お気に入りの場所だから別にいいけど

それでもこんなに綺麗な海なのに誰もいないのは寂しく感じるな

ヒックヒック

ん?泣き声?

行ってみるか

「うわぁぁぁん」

浜辺の方に行ってみると女の子がうずくまって泣いていた

なんだか昔のあたしと重なって見えるな

空「どうしたの?」

「お姉ちゃん誰?」

空「怪しい人じゃないよ!
海を見にきたの」

「本当に?」

空「うん!」

「お姉ちゃん、彩の話聞いても嫌いにならない?」

空「ならないよ!」

「じゃぁ、話すね」
< 99 / 170 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop