ピュアな瞳

「日曜日、俺の誕生日なんだよ。いいだろ?」

えっ…。

あたしが、返事に困っていたら芯君が口を開いた。


「お兄ちゃんが一緒でいいなら、一緒にたくさん遊ぼ。」

「お前が一緒?うーん…。」

考え込む元くん。

「…わかった。日曜日の朝9時に幼稚園に来い。」

「わかった。」

こうして、あたしが一言も発しないままに遊ぶコトが決定した。

…ど、どうなってるの?
なんか、芯君もニコニコしてるし…?


まぁ、丸く収まったからいいかな…?


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