ピュアな瞳
痛い!!

あれ?痛くない…。

あたしが、目を開けて見ると…

「芯君…?」

そう、そこには…
桜塚さんの手を掴んでいる芯君が居たの…。

「…し・芯様。こ・これはですね、その…」

「言い訳は聞きたくありません。先ほどのお話は失礼ながら、全て聞かせて頂きました。話の内容的には、凛さんの方が私は筋が通っていると思いますが、いかがでしょう?何か、ご不満でも?」

「いえ…。」
今にも泣きそうな桜塚さん。…ちょっと可哀想かも。好きな人に怒られるとか…。

「ならいいです。では、行きましょうか?凛さん、波瑠くん。」

「あ、うん。」

あたしは、今にも泣きそうな桜塚さんをその場に残し、芯君の後についていった。
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