ピュアな瞳
「ちょっと、離して下さい!!何するんですか!?」
「おぉ、元気良いね。大丈夫、一緒にご飯食べるだけだから★」
「いーや!あなた達となんて、ご飯食べたくない!!」

もう、いや・・・。何この人たち・・・。
強引だよ、気持ち悪い・・・。


「名前なんて言うの?」
「どこの、お嬢さん?」

あたしは、男たちからの質問は全部シカトと決めていた。

「おい、聞いてるのか?」
「おい!」

はぁ、帰ろ・・・
あたしは、男たちの手を振り払ってもとの場所に帰ろうとした。

「おい!!」
男たちが叫んでいたけど、無視!!!


しかし!!
歩くこと、10分・・・


「ここ、どこ??」

会場が広すぎてどこかわからないよー・・・
あたしは、迷子になっていた。

その上、慣れないヒールを履いていたこともあり

「・・・足、いたい・・。」

もう、嫌だ・・。
芯君、どこ??

あたしは、痛さと寂しさと、心細さで泣いてしまっていた。
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