ピュアな瞳
海斗side

「桜ちゃん、ちょっといい?」

「はい(o^∀^o)波瑠さん、何でしょうか?」


…俺は、久しぶりに頭に来ていた。

「とぼけんじゃねーよ!あんた、りんりんを騙しただろうが!」

「えっ…。な、何のことです?私、そんな嘘なんて…」

桜塚は、明らかに動揺していた。


「嘘つくんじゃねーよ!今なぁー、りんりんは森の中で必死に光ちゃんを探してるんだよ。あんたの言葉を信じてな!それを、いま芯が探してるの!二人に何かあったら、全てあんたのせいだからな!」

俺らの周りには、いつの間にか人集りが出来ていた。


「海斗くん!今言ったこと、本当?」

光ちゃんが、今にも泣きそうな顔で聞いてきた。

「本当。大丈夫!芯が助けてくれるって(o^∀^o)」

「うん…。桜塚さん、凛ちゃんに何かあったらあたし、あんたのこと怨むからね。人殺し…」


そう言って、光ちゃんは泣き出した。


…芯、りんりん、頼むから無事でいてくれよ。


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