ピュアな瞳
「うぅ‐、ひっく…」

あたしは、止まらない涙を擦りながら立ち上がった。


…どっかで、雨宿りしないと。

たぶん、あたしの本能が働いたんだと思う。



雨のかからない、大きな木の下。


あたしが、歩いて見つけた場所だった。


「大きな木…。なんだか、落ち着くな。」

ガサッ!!

な・なに!?クマとか出るの?ここ。


おそるおそる、辺りを伺って見えたものは…


「芯君…。芯君だぁ‐…。」

あたしは、駆け出して、芯君の後ろから抱きついた。

「芯君…、会いたかったよぉ‐p(´⌒`q)」
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