ピュアな瞳
芯side

凛を、探し出して1時間・・・

「芯君…、会いたかったよぉ‐p(´⌒`q)」

俺が、疲れて立ち止まっていたところに凛が抱きついてきた。

「凛?」
「うん・・・。」
「顔見して?」

俺は、そう言って凛の方に振り向いた。

「・・・やっと、見つけた。ケガはないか?」
「うん。」
「危なくなかったか?」
「うん。」
「泣いてなかったか?」
「・・・う・うん。」

俺は、この言葉を聞いた瞬間凛を抱きしめていた。

「し・芯君?」
凛は、驚いたような声を出したけどそんなの知らねー。
俺は、更に強く抱きしめた。

「嘘つき。凛、めちゃくちゃ泣いてた顔だろ、その顔。」
「・・・。」
「ごめんな、すぐに見つけてやれなくて。怖かったよな?」
「平気・・・。芯君と会えたから。」
「そうか・・・。あ、空野、もとから戻ってたみたいだ。凛、桜塚に騙されてたみたい。」

「えっ・・・、そうなんだー。でも、光ちゃんが無事だったんならいいや。騙されたのは、悔しいけど芯君が見つけてくれたからもう、いいや。」

「そっか。」

「へへ、なんか今日の芯君すっごく優しいんだけど♪」
「うるせー。」
「ごめん、ごめん。・・・、なんか芯君の体温いねー。抱きしめられてて、ホッとする温かさだぁー。」

こいつ、何急に可愛いこと言い出してんだ!?

「・・・急に、可愛いこと言うな・・って!!凛、お前熱あるんじゃねーの!?」
「えェ~?そんなことないと・・・。」

「おい!!凛!?」
凛の意識は途絶えた。


・・・やべー、こいつ相当熱いぞ。
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