ピュアな瞳
あぁー・・・やばい。
あたし、手が触れただけで、顔が赤くなってる。しかも、俯いちゃったし・・・。
やばい、絶対変に思われたよね・・・。
芯君も、黙ってるし・・・。


あたしは、芯君の前から動けなかった。足が、木になったかのように。


やばい・・・、どうしよう。

そのとき、やっと芯君が口を開いた。
「凛?」
「は、はい。」

「あのさ・・・。お前、・・・」

あたしは、芯君が何か言おうとした瞬間一目散に逃げ出していた。











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