ピュアな瞳
「はぁー、はぁー、はぁー・・・。絶対、変に思われたよ。」
あたしは、中庭の大きな木の下まで逃げてきていた。

なんで、逃げちゃったんだろう・・・。もう、芯君と顔を合わせられないよ。


あたしが、へなへなと地面に座り込もうとしたとき

ふわっと、誰かに抱きしめられた。

いや、誰かじゃなくて芯君に・・・。


「捕まえた・・・。」



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