ピュアな瞳
芯side

俺が、教室で本を読んでいたら、凛の友達空野が息を切らして入ってきた。


「大変!凛ちゃんが、桜塚に!」

俺は、最後まで聞かずに走り出していた。


教室、校庭、中庭、体育館…


どこを探しても、見つからない。

「くそっ!どこだ!」


その時、俺の頭の中に海斗が思い浮かんだ。


海斗なら、知ってるかも!
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