恋彼〜NAMIDA〜
ゲーセンに着いた。
休日って事もあって、超混んでる。
陵「何、すんの?」
愛「ん?プリ撮るの。」
陵「プリ?やだ。」
愛「今日はうちの我が儘に付き合ってくれるんでしょ-?」
陵「う、そ-だけど。」
愛「はい、じゃあ黙って言う事聞く-。」
陵は悔しそうな顔をした。
プリのコーナーは女の子ばっかりだった。
男の人が居るだけで目立つのに、陵は背が高くて、かっこいいから余計目立ってる。
『超かっこよくない?』
『かっこいい。』
『声、かける-?』
『でも、隣に女居んじゃん。』
『彼女じゃ無いかもよ-?手、繋いで無いし。』
『だよね。』
あたしは、彼女じゃ無い事が悔しかった。
すると、
いきなり陵に手を捕まれた。
愛「え?」
あたしは、下を向いていた顔を上げた。
愛「陵?」
陵「はぐれると、いけね-からな。」
愛「う、うん。」
あたし、今、絶対真っ赤だ-!!
その後、ゲーセンで特別困った事も無く、楽しく過ごした。