恋彼〜NAMIDA〜
愛「陵。」
陵「ん?」
愛「あのさ。」
陵「何?」
愛「あの時、助けてくれてありがとう。」
陵「あの時?」
愛「事故の日。」
陵「あぁ。」
愛「それと、ごめん。」
陵「は?」
愛「あたしが、あの時後ろに居なかったら助かってたでしょ?だから………。」
陵「ふっ。あれは、お前のせいじゃね-よ。俺が勝手にやっただけ。」
愛「でも!!」
陵「お前のせいじゃない。だから、気にするな。それに、結局お前の事助けらんなかったしな。」
愛「そ、そんな事無い!!」
陵「でも、愛が生きてて良かったよ。」
愛「あ、あたしも陵が生きててくれて良かった。」
陵は優しくあたしの頭を撫でてくれた。