恋彼〜NAMIDA〜
愛side
――――――…放課後
授業が終わって、帰る準備をしていたら、秀が教室に入ってきた。
友梨「秀、どうしたの?」
普段、帰りは校門で待ち合わせだから、教室に来るのは珍しい。
秀「今日、先帰ってろ。んで、何か作っといて。」
お客さん?
愛「お客さんって?」
秀「陵の昔の知り合い。今日、転校してきたんだよ。」
美夏「まじで?」
秀「まじ。だから、今日はパァーっと騒ごうぜ!」
明日、学校だけど……。
京「いいね―。」
秀「んじゃ、愛よろしく。」
愛「は?何でうち?」
秀「だって、愛しかまともに料理出来ねぇし。」
愛「……そうだったね。」
秀「んじゃ、よろしく。」
京「お前らは、何処行くんだよ?」
秀「転校生君が、梓の墓行きたいって言うからさ。」
京「そか、分かった。」
秀「ん。じゃな。」
秀は嵐のように去っていった。