恋彼〜NAMIDA〜


あたしは美夏がいる友梨の部屋に行った。


ガチャ


愛「美夏ー?」


美夏が体を縮めて肩を震わせて泣いていた。


愛「美夏?泣かないで。」

美夏「めーぐぅーみぃー。ぎょっうねこの頃づめたいのー。わぁーん。」


美夏が声を上げて泣き出した。


愛「うんうん。美夏?落ち着いてから話して?」


20分くらい美夏はずっとあたしの胸で泣いていた。



愛「大丈夫?」

美夏「もぉ大丈夫。ありがと。」


愛「話せる?」



美夏「うん。


あのね、最近京がまた冷たくなったの。
何言っても上の空で、デートにも連れて行ってくれなくなったし。


また?いつもの事じゃんって思われるかもしれないけど、京とずっといるから分かるの。
冷たくなった時とか。」


愛「美夏?美夏はどーしたい?」


美夏の気持ちを優先しなきゃ。


美夏「分かんないよ。


でもあきらかにこの頃の京の態度は違うの。


あたしがなんかしたのかな?って思っても思い当たることはないし。


なんかあるなら言ってほしい……。」





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