恋彼〜NAMIDA〜
バシャっ。
俺はいつの間にか男に近くにあった水をぶっかけていた。
『何、すんだよ!!』
男が俺の胸ぐらを掴んだ。
陵「てめぇこそ、嫌がってるんだから止めろよ。」
『あぁ!?』
陵「ここは、本当のキャバクラじゃねーんだよ。たんなる真似だ。」
『キャバクラやってる事には変わりねーだろ!?』
陵「あんま調子乗んなよ?女の体触りたかったら、彼女でも作れよ。それとも、作れないから、こんなとこで触ってんのかよ。」
こーやって言えば大抵のやつは同じ事すんだよ。
『なっ!!』
バキッ。
愛「陵!!」
バキッ。
愛「陵!?」
陵「下がれ。」
愛に言った。
愛「ここ学校だよ!?」
陵「んなの分かってる。」
『このやろー!!』
男が殴りかかってきた。
――――――――…
男達は全員俺の目の前で倒れた。
愛「陵!!大丈夫!?」
陵「あぁ。お前は?」
愛「あたしは平気だよ!!」