恋彼〜NAMIDA〜
愛「陵?」
陵「あっ、悪い。」
陵がやっとこっちを向いてくれた。
愛「助けてくれてありがとう。」
陵「別に。何かさ体が勝手に動いてた。」
愛「え?」
陵「何か、愛が襲われそーになったの見て、スッゲー苛ついて、気づいたら殴ってた。」
それって……
陵「助けなきゃいけねーって思って。何だかよく分かんねーや。」
陵?その気持ちって……
陵「なんかよく分かんねー。気にすんな。」
…………は?
気にすんなって……。
無理でしょ?
あんな事言われて。
てか、陵って鈍感…?
陵「なんか、悪いな。」
……えぇ?
終わり?
あたしどーしたらいいの?
陵「愛?」
ん?
愛「わっ。」
陵の顔が目の前にあった。
陵「大丈夫かー?」
愛「……っ、何で陵はいつもそーなの!?」
陵「は?」
あたしの口、止まれ!!
愛「何で、陵はいつも思わせ振りな態度取るのよ!!あたしの、気持ちも考えてよっ!!」
あたしの口、止まれ!!
陵「愛……?」
愛「あたしはっ、あたしは……
陵の事が好きなんだよ!!」