恋彼〜NAMIDA〜
らいと「なぁ、別にさ梓を好きでいてもいんじゃねーの?」
いや、駄目だろ。
らいと「梓を好きじゃなくなる事は絶対にないんだし。
でも、他の子を好きになっちゃう可能性もあるし。
しかも、現に愛を好きになってるわけじゃん。
だから、いいと思うよ?
梓を好きでも。
もし、付き合うってなったらさ梓の事をちゃんと言えばいいじゃん。
その時に、別にいいって言ったらそれはそれでいいじゃん。」
そーゆーもんなのか?
らいと「陵はさ、固く考え過ぎなんだよ。」
陵「だよなー。」
らいと「後は陵次第だよ。」
陵「あぁ。」
らいと「さ、話がまとまった所で行こっか。」
は?
陵「どこにだよ?」
らいと「まぁま。」
らいとは、マンションを出てバイクに無理矢理俺を乗せて走り出した。