恋彼〜NAMIDA〜
『愛、あの時はごめん。前と連絡先変わってないから、連絡く、』
陵「いい加減にしてくれません?つ-か、あんた誰だよ?俺の女に気安く触ってんじゃね-よ。」
陵はあたしとあいつの腕を無理矢理引き離した。
そのままあたしの腕を引っ張って、エレベーターに乗った。
お互い無言のまま、駐輪場まで来た。
沈黙を破ったのは陵だった。
陵「……違う所行くか。ここじゃなくても、いいしな。」
陵…………。
陵はあたしから話てくれるのを待ってくれてるのかな……?
陵は無理に明るく話とくれた。
陵「早く、乗れよ。」
ヘルメットを渡された。
受け取れないよ…………。
陵、今あたしのせいで無理してる。
陵「愛?」
愛「何で……聞かないの?」
陵「…………元カレだろ?言わなくても分かる。」
愛「深く聞いてこないんだね。」
陵「お前が話したくなったら話せばいい。」