私のご主人様
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おっと、昔話が過ぎましたね。
まぁ、こんな感じで、なんだかんだありましたが、当時、奥様の専属のメイドさんのスパルタご指導の甲斐もあり、今ではそれなりには働けます。
中学も何とか卒業まであと1ヶ月を切っていて、気が抜けそうなこの頃です。
さて、実は今日は午後の授業がある最後の日。週明けからは午前授業になります。
香蘭学園は中高一貫教育なので、受験の必要もありません。なので、みなさんお気楽です。
「うぅ、ことちゃんに2日間も会えないなんてぇ」
帰りの時間になると、ふわちゃんが飛んできてギュッと抱きついてきた。
目をうるうるさせてるふわちゃんは、さながら捨てないでって言ってるみたい…おっと、また失礼なことを。
「月曜日、会えるからね?」
「うぅ~」
よしよしって頭を撫でる。
実はこれ、毎日やってます。ふわちゃんが離してくれないのです。
かわいいけど、焦ってるときはものすごく困る。
ついでに今もけっこう焦ってます。こうなったら…。
「ふわちゃん、クッキー作ってくるから…」
「本当!?約束だよ!」
「うん。ふわちゃんお迎え来てるでしょ?またね」
「うん!またね!」
ご機嫌で教室を出ていくふわちゃん。かわいいなぁ…。
和んでる場合じゃないっ!!