私のご主人様
「琴音ちゃん、ご飯食べよ。お腹減った」
「!」
まさか奏多さんと暁くん食べてないで待ってたのかな。申し訳ないことしちゃったな…。
頷くと、肩に腕を回されて思わずびっくりする。
「俺も混ぜて。なんか奏多楽しそうなことしてたし?」
「伸洋さんっ!!」
「?」
奏多さんの焦った声に首をかしげると、暁くんが奏多さんに肘打ちしてた。
痛そう…。じゃなくて、どうしたんだろう?
「ね、若も一緒に食べるよな」
え?季龍さんも…?
梨々香ちゃんの部屋から出てきた季龍さんは、肯定も否定もしない。これは、一緒に食べるってこと?
初めてだ。季龍さんとご飯食べるなんて…。伸洋さんとも初めてなんだけど…。
何か変に緊張する。
「私も一緒に食べる!ことねぇ、いいでしょ?」
また飛び付いてきたのは梨々香ちゃん。
大人数になってきた。