私のご主人様

「むにゃむにゃ…っけぷ」

「だから飲むなって言ったのに…」

「伸洋さん、寝ないでください」

1時間後。

すっかり酔いつぶれてしまった伸洋さんに、奏多さんと暁くんが声をかけるけど全然起きない。

悪酔いしたせいで結構飲んでしまった伸洋さん。二日酔いしなきゃいいけど…。

「若、どうしましょう」

「転がしとけ」

「あはは…」

季龍さん何気に酷い…。後で布団だけでもかけておこうかな。

とりあえずここのお片付け…。

「こーら。片付けはいいからお風呂行っといで」

あれ。手に持ってたはずのゴミがあっという間に奪われた。

奏多さんを見上げると、やっぱり私が持ってたの持ってる。むぅ、使用人としては気持ち悪さ増大しそうですね。

「琴音、入って来い。脱がせるぞ」

「!」

暁くん実力行使!?怖い怖い。
< 198 / 291 >

この作品をシェア

pagetop