私のご主人様
大家族?
「琴音ちゃん起きて~荷物届いたよ」
「琴音、起きろ」
ん゛~気持ちよかったのに…。
揺さぶられて目を開けると、困った顔の奏多さんと呆れた顔の暁くんが目の前にいた。
あう。まだ寝たい。
「こら、起きな~」
「琴音、おきろ!」
暁くんにべちっと叩かれて覚醒。残念。
起き上がると、奏多さんは苦笑してる。
「琴音ちゃん6時間も寝てたよ」
「…!」
嘘!?時計を見上げると15時。それは呆れられるわけですね。
暁くんに問答無用で口に入れられたのはおにぎり。お昼ごはんの代わりみたい。
モグモグ食べていると、奏多さんに抱っこされて台所につれて来られた。
「琴音ちゃん何すればいい?」
下ろされたときに丁度食べ終わる。とりあえず食材はどこへ…。冷蔵庫?開けると、段ボールごと入ってた。