私のご主人様

「で、先輩たち。琴音ちゃんの部屋、覗いてないですよね?」

「覗いてないっ!」

「奏多、誤解だー!」

あれ、先輩さんなんだ。その割には奏多さんすごく強気だ。

なんかイメージと違う…。ほら、こういう職?ってさ、上下関係すごいしっかりしてるじゃん?

夕食の席順とかそう言うのがはっきり出てるからそうなんだと思ってたんだけど…。

「じゃあ、なにこそこそ覗いてるんですか」

「そ、それは…」

「手伝おうかと思って…」

ふと我に返って、覗いていた先輩さん?たちの視線を一身に受けていました。

この人たち手伝うって言ってた?…どうして?

首をかしげると、3人の顔がぼっと火がついたように赤くなる。

ほへ?

「琴音、首かしげんな」

「先輩、俺と暁が琴音ちゃんに付いてる意味わかってます?」

暁くんにポカッとされている間に奏多さんが先輩さんたちに向かう。
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