私のご主人様
「あぁ、タブレットね。伸洋さんがなんか新機能が何とかって言って今預けてるんだ。ごめんね」
「!」
そうだったんだ。伸洋さんにお世話になりっぱなしだなぁ。…シュークリームお裾分けしようかな。
「ついでにそのシュークリーム、伸洋さんから」
「!?」
なんですと!?それじゃあこれ渡せないじゃんっ!!
…お酒のおつまみとか作ろう。その方が良さそうだ。
とりあえずシュークリームは横に置いて、お弁当を食べる。…お昼がお弁当になるとほぼ確実に大盛だからなかなかきつい。
そりゃ、ここは男性ばかりだからしょうがないし、用意してもらってる分際で文句は言えないけど、多い。多すぎる。
これ食べきってシュークリームとか絶対無理だ。
さてどうしよう。残して食べるのはどうかと思う。だけど、食べ切ったら絶対シュークリーム食べられない。
「…琴音、ご飯多いならくれ」
「!」
暁くんが救世主にっ!
首を縦に振って、3分の1くらい引き取ってもらう。ついでにおかずもちょこっと。
暁くんはなにも言わずにのせた分だけ食べてくれた。