私のご主人様
「そっか、琴音ちゃんには多いか…。気付かなくてごめんね」
「!?」
奏多さんの申し訳なさそうな声に首を横に振る。
でも、今度からは通常サイズで注文してくれるって言うのには、お願いしますと頭を下げた。
「ここちゃ~ん。ごめんね、タブレットお待たせ~」
突然襖が開いて、入ってきたのは伸洋さん。その手にはタブレットとお弁当があった。
当たり前のように私たちが囲むちゃぶ台に入ってきた伸洋さんからはいっと渡されたタブレット。
「俺の力作。若から許可はぶん取ってあるから安心してね」
「“ありがとうございます”」
早速開いてみると、スケジュールとトークと書かれたのアプリが増えてた。
後は特に変わったものはない。
トークって何だろう。なんかスピーカーみたいなマークがついてる。