私のご主人様

瀬名さんと相須さんははしゃいでて、森末さんはそんな2人をまとめてる感じがする。

見た目は怖いけど、中身は普通の人と変わらないんだろうなって何となく感じた。

で、そんな瀬名さんと相須さんの雑巾掛けレースの舞台になったのは正面玄関から伸びる廊下で、さっさと掃除機をかけて準備万端。

あ、先に他のところを終わらせて準備運動をした後です。

「突き当たりまで行って、先に戻ってきた方の勝ちだかんな!」

「おうよっ!負けたらコンビニまでパシリなっ!」

気合い十分なご様子。

…なんかやりたくなってきた。

「琴音さん?」

「“私もやります!”」

「…やるんですか」

「「えぇ!?」」

少し苦笑いの森末さん。瀬名さんと相須さんからは驚いた声が飛んできた。
< 281 / 291 >

この作品をシェア

pagetop