私のご主人様
瀬名さんと相須さんははしゃいでて、森末さんはそんな2人をまとめてる感じがする。
見た目は怖いけど、中身は普通の人と変わらないんだろうなって何となく感じた。
で、そんな瀬名さんと相須さんの雑巾掛けレースの舞台になったのは正面玄関から伸びる廊下で、さっさと掃除機をかけて準備万端。
あ、先に他のところを終わらせて準備運動をした後です。
「突き当たりまで行って、先に戻ってきた方の勝ちだかんな!」
「おうよっ!負けたらコンビニまでパシリなっ!」
気合い十分なご様子。
…なんかやりたくなってきた。
「琴音さん?」
「“私もやります!”」
「…やるんですか」
「「えぇ!?」」
少し苦笑いの森末さん。瀬名さんと相須さんからは驚いた声が飛んできた。