そっと優しくキスする時
それから少しギクシャクしながらも当日周るところをだいたい決め
いつの間にか辺りは真っ暗に
「じゃあ、そろそろ帰ろうかな〜」
「アーの家どこらへん?送ってくよ」
あゆとちひろが帰る支度をしていると
「そいつだと心配だから
俺があゆを送ってく」
「え!悪いからいいよ!ゆきくんいつも送ってくれるし!」
「ってことで、ゆきくん?アーはしっかり送り届けます(笑)」
納得いかない顔してるゆき
りん達の家を出て、駅まで向かう
文化祭のことやゆきたちの話をしていたらあっという間に駅に到着
「ありがとう!わたしここまでで大丈夫だよ!」
「だーめ。女の子なんだから家までちゃんと送るよ」
ずるいっ。
友達だってわかってるのに、こうやって女の子扱いしてくれる
「んで駅どこで降りるの?」
「うーん。×××駅だよ」
「まじ?俺もそこだよ!」
一ヶ月も転校してきてから時間経ってたのに
お互いの降りる駅すら知らなかった2人
電車に乗り話していると
家も近いことがわかった
「…あれ?でも学校の近くが地元なんじゃないの?」
転校初日の時、地元に引っ越してきたって言ってたし…
「あぁ〜〜、地元は学校らへんだけど
引っ越してきたとこは違うよ
まあ地元の学校だったからそこに引っ越してきたって言っただけ。
言葉のアヤってやつ?」
「でも仲良くなってたのに1回も駅とかで会わなかったのすごいね(笑)」
「だな!」