俺様くんと天然ちゃん

「で？学校どうするの？」

「うん、目立つのは嫌なんだけどそれが嫌で学校に行かなかったら出てきた時もっと目立つだろうから明日から行く」

「なら、良かったわ。こっちも引っ張り出す手間が省ける。」

…ん？

「引っ張り出す？」

「そうよ。私、くじ引きで学級の副委員長になっちゃって……問題事にはあんまり深く関わりたくないのよ。あっあと舞と私、同じクラスだから1年間よろしくね。」

「やった！真由ちゃんと同じクラス〜！
あっ、でも真由ちゃんは副委員長かぁ。大変だね…」

「あんたに比べたら大変じゃないけどね」

うっ、確かに…

そういうと真由ちゃんは、何かを思い出したような顔をした。

「あっ、思い出した…。問題と言えば
赤山　亮（あかやま　りょう)……」

………………

「誰？」

「……はぁ、舞ならそういうと思った。
赤山　亮って奴はね……」

それから、真由ちゃんの話を聞くと
赤山　亮って人は、だいぶチャラチャラした人らしい

「……うん。大体、赤山　亮って人の事分かったよ？でも、何でそんな熱心に私に伝えたの？」

すると真由ちゃんは、はぁ とため息をついた。

「あのねぇ、本当に理解してるの？要するに赤山は、危険だから近づくな関わるな捕まるなってこと」

「捕まるな？私、赤山って人と鬼ごっこするつもりないよ？しかも、その赤山って人が危険なら私より真由ちゃんが気を付けないと！！」

本当に真由ちゃんは、良い意味でお人好しなんだし、まず自分が美人って自覚が足りないんだよ！この天然さんめっ！


「はぁ、とりあえず舞、赤山　明には、気を付けてね。何かあったらじゃ遅いから」

「うん！とりあえず気を付ける！真由ちゃんも気を付けてね！！何かあったら私が守るから！」

「私は、あんたの方が心配よ……」

「ん？なにか言った？」

「…なんでもない」