人生ゲーム
ちょうど今中川言ったマスに止まっている。

翔を疑うようなことはしたくない。

だが一方で中川の言葉も気になる。

思えば自分は翔のことを何も知らない。

「並木さん…俺、並木さんのこと疑ってるわけじゃないですから」

翔には申し訳ないと思いつつ、情報カードのボタンを押した。

そしてIPの横にあるカード差し込み口に情報カードを入れた。

情報カードは誰が誰に使用したか分からない仕組みになっている。

< 104 / 213 >

この作品をシェア

pagetop