人生ゲーム
中川が言っていたことが分かった。

孝也はその場に座り込んだ。



見なければよかった。



なんていまさら後悔しても遅い。

ここまでさんざん親切にしてくれたではないか。

疑うなんて失礼だ。

そう言い聞かせようとするが、よくよく思い出せば話しかけてきたのは翔の方だ。

何か裏があるような気がして仕方がない。
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