人生ゲーム
「あーもう。最上階はまだなの?」

かれこれ三十分上りっぱなしの知絵。

ヒールなんて履いてこなければよかった。

足が痛むのを我慢してとにかく上り続けた。

その甲斐あってか、もう何十階か分からないが階段が途切れて目の前に扉があるのを見つけた。

「やった!」


ドアノブを回すとがちゃりと開いた。
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