人生ゲーム
躓いた原因を見たらそれはわざとらしく積まれた本だった。

周りに気を取られて足元に不注意になっていた。

立ち上がろうとしたとき、ふと暗い影が出来た。

左を振り向くと本棚が自分の方に迫ってきている。



いや…倒れてきている。



「きゃあああぁぁ」



知絵の悲鳴は本棚が倒れる音に飲み込まれた。
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