人生ゲーム
これは転べばいいな程度にしか思っていなかったが、ご丁寧に引っかかってくれた。

そして美咲は思いっきり本棚を押し倒したのだ。

死ぬかな、なんて思ったのはほんの一瞬。

一秒後には殺す気になっていた。

というよりはこのゲームが始まる前から考えていた。

だから始まる直前、三宅に聞いたのだ。





「これって相手プレーヤーが死んでもいいの?」と。






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