人生ゲーム
孝也は瞼の裏に沢山の人々を思い浮かべた。

施設での友人、自分を雇ってくれた社長さん。
 
「例えばその人が殺人事件の容疑者だったとします」
 
「そんな!」
 
孝也は咄嗟に声を上げた。

「でも本人は無実だと言っている。

あなたはそれを信じますか?」
< 191 / 213 >

この作品をシェア

pagetop