人生ゲーム
「当たり前じゃないですか!」
 
「ならそれが出会った直後の話なら?」
 
孝也は閉口した。

翔の言葉に胸を張って答えられる自信はない。
 
「ほらね?その辺も踏まえて結論を出していただきたい」
 
悠長に考えている時間はない。

孝也は迫られていた。

だが、孝也はもう心に決めていた。
 



「並木さん…俺…」



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