人生ゲーム
「そう思って全員で手分けして探したが何も見つからなかった。塵一つ出てこない」

池田の言葉を聞き、孝也は心底このドアを選んだことを後悔した。

周りにいる他のプレーヤーも諦めている者が多い。

「でも…きっと!何かあるはず」

孝也は辺りを探し始めた。

その時。

部屋の中心に一人の女性が突如姿を現した。

「三宅さん!」

孝也は思わず声を上げた。

他のプレーヤーの視線も三宅に集まる。
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